「年末だし、bar bossaに行ってみようかな」という方のためにどんなお店なのか説明いたします。
●基本的にワインが中心のお店です。
フランス産がほとんどで、グラスワインは800円から900円です。「普通のサラリーマンがポケットマネーで行けるバー」というのを常に考えていまして、二人で2、3杯づつ飲んでおつまみを2品くらい頼んで6000円でたりるって感じです。
●季節の果物のカクテルが評判です。
カイピリーニャやモヒート(キューバ人に誉められました)はありますが、シェイカーは置いていないのでギムレットみたいなのは出来ません。その代わりに、低速ジューサーというので、季節の果物を絞ってウオッカを入れてカクテルをお出ししています。ウオッカの量を調節して「アルコール少なめ」も出来ます。
●おつまみは最近ブラジル料理を増やしました。
ブラジルにリンギッサというソーセージがありまして、これをこんがりと焼き上げて、ビナグレッチという自家製ブラジル・ソースをかけて食べていただきます。ちなみに常連のソーセージ番長の方が「肉の味がしてすごく美味しい!」と太鼓判を押してくれました。(亜硝酸ナトリウム等、添加されておりません)
ドブラジーニャというトリッパと豆を煮込んだブラジル料理があります。これ、ブラジルではご飯の上にかけて食べるのですが、「ご飯なしでお願いします」というリクエストが続いたので、最近はご飯なしでチーズをかけて、オーブンでこんがり焼いて熱々のを食べていただいてます。
●音楽はお店の名前の通り、ボサノヴァをかけています。
出来る限りアナログレコードだけにしたいのですが、すごく忙しいときはiPodになります。基本的にジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンといった定番が中心です。ルシッド・フォールや中島ノブユキもかけています。
●お店、すごくわかりにくい場所にあります。
スマホなどの地図を見ながら来ていたく方が無難です。電話をいただいてもまずたどり着けません。第2大久保ビルの前に来るとムーン・パレスというバーがありまして、間違えてそのお店に入る方がたくさんいらっしゃいます。そのお店ではなく、右手に入り、門を開けて裏側の方にお店はあります。お気をつけください。
●妻がワインを選んで料理は作っています。
基本的に僕は妻の「舌」を信じていまして、ワインのセレクション、料理のセンスはすごく良いです。以前、ランチをやってた時に妻がカレーを出してまして、dancyuのカレー特集で取り上げられました。ワインバーだけど、そのカレーも評判です。
●ガトーショコラが評判です。
代々木上原のル・カフェ・ドュ・ボン・ボンの久保田由希さんの作るガトー・ショコラをお出ししています。久保田さんの作るお菓子は本当にどれでも美味しくて天才です。
●雰囲気は「cozy」です。
以前、英語話者の方が入店するなり「Cozy!」と言ってくれたことがあって、「そうそう。そういうバーにしたかったんだよな」と思いました。
バーって緊張感のあるところ、これは今日は口説かれるぞって感じのところ、みんなでワイワイってところと色々ありますが、bar bossaは「昔は港区で朝まで遊み歩いたけど、最近はちょっと落ち着いたところで気軽に美味しいワインを飲みたいね」って感じの大人の人たちが来るような雰囲気を心がけています。